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Tuesday, December 10, 2019

宝石 潤いの新ブランド 働く女性向け12社協力、来年2月 - 読売新聞

 30~40代の女性をターゲットにした宝石の地域ブランド「SIMPRICHシンプリッチ」が来年2月に誕生する。統一ブランドの下、県内12の宝飾メーカーが「シンプル・上品・幸福感」をテーマにデザイン。低価格に設定してジュエリー離れが進む若年層にアピールする。(清水誠勝)

 新ブランドを設立するのは、甲府商工会議所と県水晶宝飾協同組合で作る「山梨ジュエリープロジェクト委員会」。ブランド名はシンプルとエンリッチ(潤す)を合わせた造語で、「働く女性の日常や心をジュエリーで潤す」という意味を込めた。

 シンプルなデザインを基調に、身につけるシーンに合わせて「everyday(日常に)」「day off(休日に)」「the moment(特別な時に)」「anniversary(記念日に)」の4カテゴリーを設ける。小売価格は多くを9000円、1万9000円、2万9000円にする。ネット通販での販売を予定し、2月に東京都内で発表会を行うという。

 9日には、働く女性の意見をデザインに取り入れようと、山梨中央銀行に勤める20~40代の女性行員と意見交換した。シルバーや天然石をあしらったネックレスやイヤリングの数々に、「小さくて薄い方がおしゃれ」「控えめな方が職場向き」「2万円以下じゃないと手が出ない」などと次々に率直な声が上がった。

 参加した宝飾業者は熱心にペンを走らせた。ある宝飾メーカーの社長は「制約はあるが、石の良さを表現するのが職人の腕の見せ所。石を6ミリまで小さくカットしてみるか……」と構想を練っていた。

 同組合と甲府商議所は2005年に地域ブランド「Koo―fuクーフー」を作った。業界での認知度は高まったものの、価格帯は安いものでも20万~30万円。同委員会は「広範な消費者層に浸透できていない」と分析していた。今年4月から新ブランド設立を検討し、顧客層の「入り口」にあたる30~40代に絞った商品開発を進めた。

 県の宝飾産業は出荷額が20~30年前の3分の1まで縮小。10月の消費増税を受けて多くの会社で売り上げが1~3割減少しているという。同委員会の田中由美委員長は「ライバル社同士が協力してブランドを作れるのも地場産業ならでは。甲府の技術力を生かし、団結して県の宝飾産業を活性化させたい」と話している。

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December 11, 2019 at 03:00AM
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