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Sunday, January 26, 2020

学生の発想、職人が形に(山形新聞) - Yahoo!ニュース

 桐箱製造の「よしだ」(山形市)と東北芸術工科大(同)漆芸専攻3年生がコラボレーションし、桐端材を使った製品を作った。仕切り箱、タブレット端末ケース、卓上重ね棚の3種類で、色漆を塗った桐と無色の桐をモザイク状に組み合わせた板がベース。吉田長芳社長(52)は「学生の思いを形にでき良かった」と語る。

 同社は1930(昭和5)年創業で、贈答用やサクランボ用など伝統的桐箱や、近年はスマートフォン用の桐製スピーカーなど現代に合う製品も生産している。吉田社長が同大の小林伸好教授から漆塗りを教わったのが縁で、2018年度から漆芸専攻3年生とのコラボが始まった。18年度は藍染めの引き出し箱を作成した。

 19年度はスピーカー製造過程で出る三角形の端材を生かし、日常使いできる生活雑貨を作ることに。学生7人が案を持ち寄り、吉田社長と五十嵐舞子さん(21)の職人2人が具現化。桐とモザイクの語呂を合わせ「キリザイク」とした。

 仕切り箱は縦24センチ、横32センチ、高さ5センチ。仕切る位置を変えることで使い方は幅広くなる。考案した細谷聖依(ひおり)さん(21)は「引き出しに入れて使い、開けた時に模様が目に入れば楽しくなると思う」と話した。参考価格は4500円という。

 鈴木香有(かのあ)さん(21)が考えたのがタブレット端末ケース。縦16センチ、横24センチ、厚さ3.5センチ。二つで端末を挟むようにかぶせて収納する。タブレット以外にも使え、参考価格は6千円に設定。「机の上に置いて使え、持ち運びやすい。桐は強度があるので端末入れに最適」と述べた。

 重ね棚は縦16センチ、横24センチで、高さの違う3サイズがある。サイドにも端材を付け、中小2サイズは置くと斜めに傾き中身が見えるほか、重ねたままスライドもできる。デザインした堀越真由さん(21)は「この機会をいただけ、うれしい」と振り返った。参考価格は大4200円、中4千円、小3800円とした。

 端材の組み合わせ次第で無数のカラーパターンができる。五十嵐さんは「考えを形にする学生の力はすごい」。吉田社長は「桐は白いので色漆が映える。挑戦したことで新たな技術が身に付き、仕事の幅が広がった」と話した。問い合わせは同社023(645)3025。

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