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Monday, February 3, 2020

シャツ形の紙バッグ開発 富士宮の企業 - 中日新聞

大小さまざまな袖付きの手提げ袋と、風能啓人専務=富士宮市役所で

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 富士宮市の紙袋製造業「富士パック」(外神東町)が、袖(そで)付きシャツの形をした手提げ袋を開発した。柄により野球、サッカーのプロチームのユニホームなどを表現できる。ファンやサポーターが買い上げたグッズを入れるのに使うポリ袋からの置き換えや、東京五輪・パラリンピック大会で日本を訪れるインバウンド客に応援用具を入れてもらう、といった需要を狙う。

 同社の風能啓人(ふうのうひろひと)専務によると、シャツ形の袋の開発に着手したのはおよそ一年前。ごく普通の長方形バッグの両肩に切り込みを入れ、折ることで袖のように見えることに気付いた。袖の長さやマチの幅を調整し、昨夏には完成。意匠登録を出願中だ。

 使用する紙や色、コーティングの有無や大きさなどにより価格は変わるが、一般的な紙袋に使われる「晒(さらし)クラフト紙」を使用した場合、三千枚(一袋百円)から注文可能。受注と販売はこれからだが、県内をはじめとする国内のプロチームやアパレルメーカーなどにも売り込む。国際的大手ファストファッションブランドとの交渉も進んでいるという。

横から見た袖付きの手提げ袋=富士宮市役所で

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 同社はこれまで巾着形、お守り袋形など、折り方に特徴ある紙バッグを多数開発してきた。中でも富士山形のバッグは静岡空港の土産物店などでも使われ、観光客らの人気を集めている。

 風能専務は「ポリ袋などと比べコストはかかるが、処分せず、何度も繰り返し使う『捨てさせない袋』を提供したい」と話す。シャツの身ごろ部分を短くすれば袖部分が屋根になり、浅草・雷門のような形にも見える。プリントを換え、歴史的建造物や城をかたどることも検討中という。(問)同社=0544(59)1133

(前田朋子)

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