新型のコロナウイルスの感染が拡大していることについて、IOC=国際オリンピック委員会で東京オリンピックを担当するコーツ調整委員長は、「日本の政府が責任を持って対応しており、IOCはWHO=世界保健機関と話し合いを続けている。大会は選手や観客にとって安全な形で行われる」と述べ、東京オリンピックは予定どおり開催する考えを強調しました。
IOCのコーツ調整委員長と組織委員会の森会長らは、14日夕方、東京大会の事務折衝を終え都内で記者会見しました。
新型のコロナウイルスの感染が拡大していることについて、コーツ調整委員長は「日本の政府が責任を持って対応しており、IOCは、WHOと話し合いを続けている。大会は選手や観客にとって安全な形で行われる」と述べ、東京オリンピックは予定どおり開催する考えを強調しました。
一方で、コーツ調整委員長は、4年前のリオデジャネイロオリンピックの前にジカ熱が問題になったことに触れ、「WHOは夏にジカ熱が広まる可能性は非常に低いと指摘したが、選手が大会への参加を取りやめたこともあった。当時、情報を十分に伝えきれなかった」とも述べ、こうした事態において組織委員会や政府による情報発信の必要性を指摘しました。
また、こうした中で来月からは聖火リレーや各競技のテスト大会が行われることについて、組織委員会の武藤事務総長は「IOCや国際競技団体と情報共有を密にしていくことを確認した。具体的にどう対応するかは協議を続けていく」と述べるにとどまりました。
このほか、コーツ調整委員長は、IOCのバッハ会長がことし5月18日に広島市を訪れ、聖火リレーのイベントに出席することや、平和公園や原爆資料館を訪問する予定であることを明らかにし、「バッハ会長はこの機会を楽しみにしている」と述べました。
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February 14, 2020 at 05:35PM
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IOC調整委員長「東京五輪は安全な形で行われる」 - NHK NEWS WEB
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