猫の置物や猫の形をした絵馬を飾る「猫寺」として知られる山口県萩市の雲林寺に、猫の形をしたオリジナルの木魚「玉猫」がお目見えした。
木魚は福岡県久留米市の仏具店が作り、大きさは横30センチ、縦25センチで、しっぽを巻き丸くなって上を向いた猫の姿になっている。寺では猫や熱帯魚、インコなどの供養を受け付け、毎年7月21日には動物の供養祭を開いており、角田慈成(じせい)住職(49)は「動物の供養の時に使いたい」と話している。
また3月9日まで、木彫りの猫で釈迦(しゃか)の死の場面を表現した「猫涅槃(ねはん)図」を展示している。釈迦に見立てた横1・2メートル、幅60センチの横たわった木製の猫を、山口市の林隆雄さんたちがチェーンソーで木を削って作った約50体の猫の人形が取り囲んでいる。
開催期間中限定の御朱印を1枚300円で販売している。拝観は無料で、午前9時~午後5時。【遠藤雅彦】
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