プロ野球は発信し続ける。

DeNAが3月31日、オンライン会議システム「Zoom」で取材対応を行った。当初は全体練習再開日だったが横浜スタジアムでの自主練習に予定を変更。報道陣には球場での取材自粛を呼びかけていた。午後1時過ぎに球団から同システムで伊藤光捕手が取材に応じるとアナウンスされ、同2時半過ぎから“囲み取材”が敢行された。

新聞、テレビの報道陣からの取材に応じた伊藤は「初めての形。今は記者の方々も僕らもいろんなことを自粛している。今の時代でできることもある。発信していくことは大事なこと」。4月24日の開幕を目指す方向で球界として一本化したが、状況は日々変化する。この日は打撃練習、グラウンドではキャッチボール、ランニングなどで調整。「開幕がはっきり決まっていない。モチベーションとしては難しい部分もある」と困惑は隠せない。

新型コロナウイルス感染拡大防止策として挙げられている「密集、密封、密接」を極力避けながらの調整とプロ野球選手としての発信方法を模索する。「1人1人の行動が感染を拡大させないことへとつながる。僕たちも気をつけてやっていくしかない」と話した。【為田聡史】