新潟県佐渡市の拉致被害者、曽我ひとみさん（６１）が６日、市内で報道陣の取材に応じ、めぐみさんと滋さんの再会がかなわなかったことについて、「悔しい、悲しい、心が痛い」と苦しい心境を語った。
曽我さんは、滋さんへの思いを手紙の形にまとめて読み上げた。めぐみさんとは北朝鮮で一緒に暮らした経験もあり、文中では「めぐみさんのお父さん」と呼んで親しみを込めた。２００２年に２４年ぶりに帰国を果たした際に初めて会い、「曽我さんお帰りなさい」と優しく声をかけてくれたことや、会う度に「めぐみと一緒にいてくれてありがとう。何か思い出したら、聞かせてくださいね」と笑顔で話していたことが印象的だったという。
曽我さんの母・ミヨシさん（拉致当時４６歳）はいまだ帰国を果たしていない。曽我さんは「この痛恨を力に変えて、お父さんの分まで活動を続け、一日も早い解決に向かって頑張ります。お父さんも天国で応援してください。ゆっくり休んでください」と、拉致問題解決への決意を込めた。
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June 06, 2020 at 09:59AM
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曽我ひとみさん「悔しい・悲しい・心が痛い」…手紙の形で読み上げ - 読売新聞
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