広島県三次市や世羅町など県東部の山間部で、絶滅危惧種の渡り鳥ブッポウソウが今季の子育てを終えた。繁殖調査をしている三原野鳥の会によると、設置した巣箱156個のうち過去最多の100個で営巣を確認した。7月末までに推定で約350羽のヒナが巣立ったとみられる。【渕脇直樹】
ブッポウソウは体長約30センチ。美しく青い羽は「森の宝石」とも呼ばれる。4~5月に東南アジアから飛来し、木の穴などに巣をつくり産卵する。ヒナは昆虫などの餌をもらって成長し、1カ月ほどで巣立つ。一つの巣から平均3・5羽が夏に巣立ち、成鳥のうち十数%が「古里」に戻ってくるという。
野鳥の会は1999年からブッポウソウの保護活動をしており、三原市、三次市、尾道市、世羅町の里山などに巣箱を設置している。毎年傷んだものを取り換え、4~7月に繁殖調査をしている。
今年営巣が確認された巣箱の場所は、三次市35個(設置47個)▽世羅町34個(同58個)▽三原市29個(同45個)▽尾道市2個(同6個)。営巣数の合計が2018年57個、19年72個、20年100個と年々増加している要因について、野鳥の会事務局の光吉潔さん(68)は「カラスなどの天敵が少なく、子育てに適しているからではないか」と話す。
ブッポウソウはブドウの害虫を好んで食べることから、世羅町のせら夢公園とせらワイナリーは今春、ブドウ畑にブッポウソウの巣箱30個を設置。このうち4個で営巣が確認され、収穫したブドウでワインを醸造することにしている。
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August 22, 2020 at 09:14AM
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「森の宝石」青い羽のブッポウソウ 過去最多の営巣、ヒナ350羽巣立ち 広島 - 毎日新聞 - 毎日新聞
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