まさに浮いているような地形
地図で見ると江戸川区は、ほとんど島のように見えます。江戸川に荒川、中川などの河川が南北に流れて、まさに浮いているようです。 【画像】約60万人が被災! 江戸川区の「水害データ」を見る 実際に、島もあります。旧江戸川にある妙見島(みょうけんじま。江戸川区東葛西)は、本当に島です。 湾岸には埋め立てによってできた島のような土地はいくつもありますが、この妙見島は23区で唯一の自然の島。島の土地はほとんど工場が占めていますが、街歩きで尋ねる人も多いスポットです。 そんな妙見島のみならず、区域の全てが水に囲まれているとして注目を集めたのは2019年のことです。同年10月に関東一円に多大な被害をもたらした台風19号。3連休を直撃した大型台風は、上陸前から被害に備える人が東京都内でも目立ちました。
ハザードマップが話題に
そんな中で脚光を浴びたのが、同年5月に改定したばかりの江戸川区の水害ハザードマップです。 区内の全世帯に配布するとともに、ハザードマップの過激な言葉がインターネット上で話題になりました。 表紙には江戸川区の全域が水に浸かっているイメージ画像が描かれ、その中心である江戸川区の部分には「ここにいてはダメです」と書かれていたのです。 中身も文面は過激です。「区のほとんどが水没」「より安全な区外へ」となどという言葉が並びます。つまり、水害になったら江戸川区は危険なので、さっさと区外に逃げるように呼び掛けるというものだったのです。 通例、ハザードマップというのは「この地域はこんな被害が出るから備えを」とか、避難所をアドバイスするものなのですが、江戸川区は最初からどうあがいても絶望的だから早く逃げるようにと呼び掛けていたのです。 ここまで江戸川区が思い切った過激な文面を並べるのは、区が川の中に浮く島状になるに至った、水との闘いの歴史があります。
次々と襲い来る「大水害」の歴史
もともと江戸川区は、江戸川の河口域に広がるデルタ地帯です。江戸川からもたらされる肥沃(ひよく)な土は古来より農村を栄えさせましたが、同時に海抜の低い土地には洪水が絶えませんでした。 1910(明治43)年8月に発生した「明治43年の大水害」では、荒川が氾濫し東京東部の下町は大きな被害を受けます。 この水害を契機として荒川放水路の建設が始まるわけですが、現在の江戸川区のエリアでは多くの地域が放水路の建設予定地となります。まだ農村が多かった地域にも関わらず、立ち退きは1000世帯を超えるもので、当時の船堀村や小松川村が廃止されるなど行政区分も変わるほどでした。 こうして、まず、江戸川区(同区誕生は1932年)の土地は荒川と江戸川に分断された土地となります。さらに、江戸川放水路(現在の江戸川と呼ばれている川)と中川放水路(同じく、現在の中川)も完成し、江戸川区の「島化」は進みます。 こうした治水事業で水害の危険はなくなるかと思いきや、さらなる水の危険が迫ります。 農村地帯である一方、工場も増加していた湾岸部では、工場用水として地下水のくみ上げが盛んに行われていました。 その結果、ただでさえ海抜の低い土地で地盤沈下が進み、現在の7割がゼロメートル地帯という状況が生まれます。この地盤沈下、海沿いでは178haもの土地が水没したというから、とてつもなく規模の大きいものです。
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August 02, 2020 at 06:32AM
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江戸川区をよ~く見ると「島みたいな形」になっているのはなぜか(アーバン ライフ メトロ) - Yahoo!ニュース
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