◇米国男子◇ザ・CJカップ@シャドークリーク 3日目(17日)◇シャドークリークGC(ネバダ州)◇7527yd(パー72)
「うーん、何か良くなかったですね」。3日連続のアンダーパーとなる「70」にも、松山英樹は歯がゆさをにじませる。
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前半3番で1Wを大きく左に曲げ、今大会で初めてボギーが先行した。続く4番(パー5)はバンカー越えのアプローチがカップをのぞくようにフチを半周。あと少しでチップインイーグルという一打を披露して取り返したが、5番(パー3)では奥から寄せきれず2つ目のボギーをたたいた。
「全体的にショットもパットも、いい感じにはなってきていると思うけど、『結果』を出すためには、ちょっと苦しい内容かなという感じ」と振り返る中、随所で技を見せた。アイアンショットをグリーン左に外した8番(パー3)では、左足下がりのアプローチを目の前の下り傾斜に乗せ、タップインパー。11番もラフから尾根越えのロブショットを傾斜に落として90㎝に寄せ、バーディとした。
前週から続くパッティングのストロークへの納得とは裏腹に、なかなか決めきれないもどかしい展開。「ああいうのが入ってくれるとリズムに乗っていける」と評価した14番で4mを沈め、15番はセカンドショットを20㎝に絡めて連続バーディ。エンジンがかかったかと思いきや、16番(パー5)では大きなピンチが訪れた。
1Wショットを左へ曲げ、2打目は斜面の厳しいライからほとんど飛ばせなかった。3打目でフェアウェイに置いた後、残り115ydの4打目を2mにつけ、最後は慎重に読んだスライスラインを流し込んでしのいだ。「なかなか、ああいうパーもなかったので良かった」とうなずいた。
「迷いは当然あるけど、少しずつやることは絞られてきていると思う。それをしっかり『結果』で出したいと思うけど、もう少しかなって感じ」。特に今週はショット面での試行錯誤に時間を割いてきた。求めてやまない「結果」とは、2017年以来の優勝にほかならない。首位に7打差の通算8アンダー10位に踏みとどまって迎える最終日も、上だけを見て戦う。(ネバダ州ラスベガス/亀山泰宏)
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