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Friday, November 20, 2020

巨人が日本シリーズ「全試合DH」を受けた本当のワケ 周東佑京に“秘密兵器”を使うためだった!(鷲田康) - Number Web - ナンバー

ikanghus.blogspot.com

 たかが盗塁。

 しかし今年の日本シリーズは、その盗塁が勝負の決め手となる可能性を秘めている。

 いよいよ11月21日から始まる日本シリーズは、昨年と同じソフトバンクと巨人の激突となった。

 昨年はソフトバンクの4連勝という予想外の結末に終わったこのカードだが、リベンジを期す巨人にとって、今年は徹底的にマークすべき選手がもう1人、増えているのが気になるところだ。

 ソフトバンクのスピードスター・周東佑京内野手である。

「周東には好き勝手にやらせないってことでしょうね」

 レギュラーシーズンでもソフトバンクは、周東の足から苦しい局面を切り開いて、結果的に大きな勝利を手にした場面が1度や2度ではなかった。ド派手なホームランや快投乱麻のピッチングではない。周東は走ることで、試合の流れを動かせる選手なのである。

 それだけに巨人もシリーズでは当然、この周東の足封じに躍起となっている。

「周東には好き勝手にやらせないってことでしょうね。そこだと思いますよ」

 こう語るのは巨人の宮本和知投手チーフコーチだった。

「とにかく塁に出さないのがベストです。彼が出ると神経を使わないといけない。だから何とか周東を塁に出さない。でも、もし塁に出してしまったら、周東の足っていうのは日本全国のみんなが期待していると思う。そこを我々がチームプレーで、色々とやりたいと思います」

 チーム一丸で仕掛ける。

 その1つが実はソフトバンクから提案された、全試合での指名打者制度の導入を受け入れたことだった。

【次ページ】 DH制度導入で使える“秘密兵器”とは?

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