正月を前に大津市の石山寺では餅とみかんを塔のように積み重ねる独特の鏡餅が供えられました。
奈良時代に創建された大津市の石山寺では毎年この時期に古くから伝わる独特の鏡餅を本尊の如意輪観音像に供えています。
30日は寺の僧侶や職員が国宝の本堂に集まり、平たい餅とみかんをそれぞれ4つ使って丸く並べたあと5つの層になるように交互に積み重ねました。
そして、その上に餅だけを5段積み、最後にみかんをのせて高さ45センチほどの塔のような形に仕上げました。
寺によりますと、この形は釈迦の遺骨を納めた「舎利塔」に由来する石山寺独特のものだということです。
このあと寺では一般的な2段重ねの鏡餅も用意し、境内の120か所に供えて新年を迎える準備を整えました。
石山寺の鷲尾龍華責任役員は「ことしは新型コロナウイルスの影響が大きく、悲しい年だったと思います。来年はこの苦境を乗り越え、どうかよい年になってほしいと願いながらお餅を積んでいきました」と話していました。
からの記事と詳細 ( 石山寺で塔の形の鏡餅|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp )
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