右肘靱帯(じんたい)断裂から復活を目指す日本ハム斎藤佑樹投手(32)が春季キャンプ初日の1日、ブルペンでいきなり200球を投げた。

「痛みなく、できました」。2軍キャンプ地の沖縄・国頭でアップ後の午前9時半にチーム一番乗りでブルペン入り。捕手は立ったままで、傾斜を使ったキャッチボールというイメージでの投球だった。

キャッチボール自体は1月上旬に再開していたことも明かし、故障後は初めてブルペンに入ったという。今後も同様の投げ込みを「キャンプのメインの練習として、やっていきます」と毎日継続していくことも明かした。

見守った木田優夫2軍総合兼投手コーチ(52)は「1月中よりも球の強さ、質が上がっている。超回復ですね。順調に来ています」と話した。

斎藤は昨年10月16日のイースタン・リーグ巨人戦(ジャイアンツ)で登板後に、右肘靱帯断裂が判明。保存療法での回復を目指し、リハビリを行ってきた。