◆対戦相手は中学時代の同僚
全日本高校選手権第1日(5日、東京体育館)大金星を挙げ、無観客の会場に歓喜の声が響いた。東京都市大塩尻が全日本高校選手権5度の優勝を誇る八王子実践に2-1で逆転勝ち。2年生アタッカーの伊藤舞理凛(まりりん)が声を弾ませた。
「『絶対に勝つ』という気持ちで臨んだ。楽しめました」
第1セットは17-25で落とした。続く第2セット。嫌な流れを打ち砕いたのが、伊藤の力強いスパイクだ。平均身長が175・6センチと高さで圧倒する相手のブロックに負けず、ストレートに次々とたたき込んだ。得点を挙げるたびに満面の笑み。「決まっているうちは強気に狙っていこうと思った」。チームを勢いづけ、5大会連続8強以上の名門校に土をつけた。
対戦相手は元同僚だった。長野・茅野市出身の伊藤は中学時代は八王子実践中で腕を磨いた。長野県の女子バレーの強豪校で、日本代表の石川真佑らを輩出した「裾花中を倒したい」と越境留学した。
◆高校ではライバルがチームメートに
「今度は地元で」。ライバルだった裾花中出身選手が6人もいる東京都市大塩尻に進んだ。春高の舞台で実現した中学時代のチームメートとの対戦に「最初は不安だったが、楽しみの方が強かった。勝てて、素直にうれしいです」と満足そうだった。
過去の最高成績は2014年大会の4強。チームの目標は日本一で、きょう6日の2回戦で郡山女大付(福島)と対戦する。「3年生と一番長くプレーしたい。最後は笑って終わりたい」。勢いそのままに勝ち上がる。(武田千怜)
伊藤 舞理凛(いとう・まりりん)
2003(平成15)年8月11日生まれ、17歳。長野・茅野市出身。小1で茅野クラブでバレーボールを始める。八王子実践中を経て、東京都市大塩尻(長野)に進んだ。アウトサイドヒッター。170センチ、59キロ。最高到達点は284センチ。
からの記事と詳細 ( 舞理凛(まりりん)アタック!!東京都市大塩尻が八王子実践に逆転勝ち大金星/春高バレー - サンケイスポーツ )
https://ift.tt/2Xdbcxt
スポーツ
No comments:
Post a Comment