中日は13日、今キャンプ初の対外試合となるDeNA戦(アグレスタジアム北谷)を迎える。出場予定の根尾昂内野手(20)について、本紙評論家の井端弘和さん(45)が現時点での印象を記した。立浪和義臨時コーチ(51)=本紙評論家=の教えは理解しており、今後へは「間(ま)」の取り方をポイントに挙げつつ、結果より今やっていることにこだわってほしいとした。
打撃練習を終えた根尾、立浪さんと3人で話す時間があった。今、立浪さんに教わり、やろうとしていることを根尾は理解している。そして練習ではできつつある。ただ、ボールのスピードが遅い練習ではできるが、映像で見た紅白戦(9日)ではまだ合わせにいっていた。
練習で数多く打っている中でも、根尾は「いいスイング」と「悪いスイング」が分かるようになっている。この先は「いい」の比率をいかに増やし、安定させていくかが大事になってくる。
ポイントの一つは「間(ま)」だ。根尾も「うまく乗らずに」とか「早すぎて」と言葉にしていたように、打撃では重要なことだ。「間」ができてくれば、速い球、遅い球への対応度も上がってくる。そこで僕が伝えたのが高橋由伸の日ごろから行っていた意識付けだ。根尾と同じ左打者の高橋は、現役時代に右、左の順で足踏みするように体重移動を確認していた。少しオーバーなくらいにやっていたのは、常にその意識を忘れないためだったと思う。
2年目の岡林が評価されているのも、この「間」が取れているからだろう。それができてくれば、目先の結果が出なくても近い将来は打てそうだと思ってもらえる。
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