今年の巨人キャンプで主役級の注目を集めているのが、“電撃入閣”で15年ぶりに復帰した桑田真澄投手チーフコーチ補佐(52)だ。初日から早速、東京ドームで主力組の「S班」を指導。 【画像】ソフト路線に転向した“元祖鬼軍曹”の二軍監督 「フィールディングのコツを3つのポイントを挙げて伝えるなど、分かりやすいと好評でした」(番記者) 特に心酔している様子なのが菅野智之(31)だ。 「巨人のエース背番号『18』の先輩であり、メジャーに挑戦した経験を持つ点でも尊敬の念を隠さない。記者が聞き耳を立てるのも構わず、15分以上も相談をする場面もあった」(同前) 理論派に見えるが、“鬼軍曹”の一面もあるようで、先発投手陣には「中6日なら135球で完投を目指してほしい。キャンプでは1000球くらい投げ込みが必要」と指令を出している。 中でも「厳しくしたい」と目をかけているのが“次期エース”の戸郷翔征(20)だ。戸郷は宮崎キャンプ3日目に135球をきっちり投げ込むなど“桑田イズム”が早くも浸透している。 「桑田さんは6日の宮崎入り直後、戸郷やドラ1の平内龍太(22)ら若手に『投げ終わった後の足跡を見て、歩幅を覚えておいた方がいい』と細かく指導。戸郷は『一球一球考えるピッチングができた』と手応えを感じていた。猛練習は課すが、その根拠を理路整然と説明するので、選手側も納得しています」(前出・番記者)
“元祖鬼軍曹”がソフト路線に……一体、何があったのか?
さらに最も周囲を驚かせたのが、この人物の変化。“元祖鬼軍曹”の阿部慎之助二軍監督(41)だ。昨年は四球を連発した投手や、エラーや見逃し三振をした打者に罰走や罰ノックを課し、 「紅白戦で四球を四つ出した直江大輔(20)は公開説教の上、約1時間の罰ノックを浴びせられた。怒鳴り声に萎縮してミスをするという悪循環が見られ、ある投手は『相手チームよりも自分のチーム内に敵がいる』と嘆いていました」(同前) ところが今季はキャンプ初日に「四球を出すな、三振するなとか、何かを禁止する指示をやめようと思う。そこに準備や根拠があれば大いに三振してもいい」と宣言し、選手たちは驚愕。一体、何があったのか? 「安泰だった次期監督レースに桑田コーチという強力なライバルが登場したことが大きい。“パワハラ指導”への批判を気にしてか、選手の信頼を得るべくソフト路線に転向したと周囲はみています。ただ、若手には打撃練習で、腰を落としたつらい姿勢を長く取らせるなど、シゴキで追い込んでいる。昨季は雨天時、休日前だけだった夜間練習も連日させており、スパルタの地金は隠しきれていませんね」(民放スポーツ担当) 今季巨人は“鬼コーチ”対決も見ものである。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年2月18日号
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