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Friday, April 16, 2021

引退迫る? 国鉄特急形電車の生き残り「381系」振子式車両の先祖はいま - 乗りものニュース

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JR東日本の185系が特急「踊り子」から引退したことにより、JR西日本の381系が国鉄特急形電車として唯一特急列車に使われています。しかし、381系にも置換計画があるようです。

営業車両としては初の振子式電車

 2021年3月13日(土)のダイヤ改正で、JR東日本の185系特急形電車が特急「踊り子」から引退しました。これにより、定期運行を行う特急列車で唯一の国鉄特急形電車となったのが、特急「やくも」として使われるJR西日本の381系特急形電車です。

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特急「やくも」に使われる381系特急形電車(画像:AC)。

 381系電車は1973(昭和48)年から1982(昭和57)年まで製造された直流用の特急形電車。車体は軽量化を図るためにアルミニウム合金製となり、591系試験電車の試験結果を反映した、営業車両としては初の振子式電車です。「振子式」とは、カーブ区間を通過するときに車体を傾けることで遠心力を緩和し、速度を下げることなく乗り心地も損ねないようにした車体傾斜装置のひとつです。

 1973(昭和48)年7月10日、曲線区間が多い中央本線の名古屋~塩尻間の電化にあわせて名古屋と松本・長野を結ぶ特急「しなの」に381系を投入。1978(昭和53)年10月2日には阪和線・紀勢本線の特急「くろしお」、1982(昭和57)年7月1日には伯備線の特急「やくも」でも381系の使用を開始しました。

 当初、381系の先頭車は前面に貫通扉を設けていましたが、1976(昭和51)年製造分からは非貫通型の100番台となりました。JRになるとグリーン車のサロ381形を先頭車化改造したクロ381形やクロ380形が登場。このうち、クロ381形の10番台は特急「しなの」、クロ380形は特急「スーパーくろしお」と「スーパーやくも」用のパノラマグリーン車です。このほかにも編成短縮を目的とした改造車が登場しています。

【写真】ED60形と並ぶ381系特急「しなの」

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