湖西市鷲津の湖西高校は四、五日に同校で開く文化祭「湖風祭」に向けた準備を進めている。先月二十八日には花火の模擬店を出す二年生が、同市新所岡崎梅田入会地の三遠煙火工場を訪れ、花火玉の形のストラップ作りに取り組んだ。
今回の湖風祭は、市商工会が協力して盛り上げる計画で、商工会に加盟する三遠煙火が花火の模擬店を支援。ストラップと線香花火の販売を予定している。
ストラップは、花火業者に親しみを持ってもらおうと三遠煙火が昨年から販売を始め、市のふるさと納税返礼品にも採用されている。実際の花火に使われる花火玉に組紐(くみひも)が付いている。
生徒十一人が工場を訪ね、社員から手ほどきを受けながら、花火玉を手のひらに載せて転がすなどして形を整えた。花火の銘柄を表す「錦牡丹(ぼたん)」「枝垂柳(しだれやなぎ)」「金椰子(やし)」を書いたテープと校章が付いたシールを貼って仕上げた。
ストラップは高校に持ち帰り、湖風祭までにニスを塗って完成させ、線香花火は当日に注文を受けて手作りしながら楽しむという。
伊藤凜斗(りんと)さん(17)は「簡単そうに見えたけど、きれいな形にするのが難しかった」と話した。小口浩史社長(40)は「花火を見るだけでなく触ってもらう良い機会。市内に煙火店があることを知ってもらえて良かった」と喜んでいた。
湖風祭は四日に生徒たちがミュージカルを鑑賞する。五日は模擬店や吹奏楽部、教養部三味線班の演奏などが披露されるが、新型コロナウイルス感染防止で、一般公開は生徒一人につき保護者一人のみと人数制限をして開催する。 (桜井祐二)
関連キーワード
からの記事と詳細 ( 湖西高生が文化祭に向け「花火玉形ストラップ」を製作 - 中日新聞 )
https://ift.tt/3i8caqi
No comments:
Post a Comment