愛知県豊田市のデザイン会社「プランエイチ」は、県内産ヒノキを使った常設型ドーム形テントの販売を四月から始めた。これまで設営しやすい造りのテントをイベント用に貸し出してきたが、新型コロナウイルス禍で需要が激減。一方でキャンプやサテライトオフィスへの関心が高まっていることから、快適さと居住性を重視した常設型の新商品を投入し、再攻勢を図る。 (竹田弘毅)
「宙(そら)のドーム」と名付けたテントは、三角形を組み合わせて造った五角形や六角形の構造を、さらに組み合わせて半球状にした。骨組みに同県岡崎市のヒノキを使い、独自の金属部品で接合部の強度を高めた。幕は紫外線を遮り、熱や光による劣化に強い素材を採用。二重構造にして結露を防ぎ、断熱性をもたせて室温を調整しやすくした。
同社がほぼ同じ形状のドーム形テントを作ったのは十二年前。当時は四角形の屋根のテントばかりで珍しく、ライブイベントに出展すると、内部で演奏する様子がネット上などで話題になった。骨組みがスチール製だったため設営しやすく、これまで数百回貸し出し、商品展示やカフェスペースなどに利用された。
だが、コロナ禍でイベント開催の中止や見送りが相...
中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。
※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。
関連キーワード
からの記事と詳細 ( ヒノキ材ドーム「進化形」 豊田のデザイン会社販売、グランピングにも - 中日新聞 )
https://ift.tt/3b7tffG


No comments:
Post a Comment