2021/5/23(日)
逃げ戦法もありうる無敗の桜花賞馬ソダシ
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
今週はオークス(G1、東京芝2400m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
<1>ソダシの逃げもあり得る
<2>前目に付けられる自在性
今年のメンバーはキャリアの中で「逃げ」の競馬をした馬が1頭もいません。どの馬も行こうとしなければスローペース濃厚ですが、それを最も嫌うのが⑪ソダシです。決め手勝負になると分が悪いので、もともとスタートが速いこともあってハナに立つと想定します。
この距離なので自分のペース、リズムに徹すると思いますが、それでも平均ペースに持ち込みたいのは間違いないでしょう。他の全ての馬も自分のペースを崩したくないのは大前提です。無茶な立ち回りはなかなかできないでしょう。
<向正面>
↑⑪
↑
↑⑥⑯
↑⑤⑦⑰
↑⑭⑱
↑
↑
↑②④⑫
↑①⑩⑬⑮
↑
↑
↑③⑧⑨
先行策で結果を残している馬は、しっかりと自分のポジションを取りに行きます。
⑤クールキャットは距離延長となった前走では先行してスムーズに折り合う好内容で勝利。それまでのチグハグな競馬が嘘のような変わり身でした。あれで折り合いの怖さは払拭されたでしょう。
⑦アカイトリノムスメは安定して先行できるタイプ。これまでのレースぶりから決め手は十分にありますから、ソダシとの距離を気にしながら直線勝負に挑みます。
ソダシが引き締まった流れを作ると折り合いの心配が減りますし、前が厳しくなれば差し届く可能性が出てきたりと後続の馬にとっても競馬がしやすくなります。その反面、体力が劣る馬には厳しい展開となります。
<直線入口>
↑ ⑪
↑
↑
↑⑥⑤⑦⑱
↑⑭⑯⑰
↑
↑
↑①②⑩⑬⑮
↑ ④ ⑫
↑ ⑨
↑ ③⑧
ソダシとしては脚を溜めるよりも早めに動いて、ライバル馬たちに追い駆けさせたいところ。決め手がない分、着差は広がりにくいですが、スタミナとパワーを活かす自分の競馬に持ち込めるでしょう。
好時計で忘れな草賞を勝った⑱ステラリアも自在性があるのでスタート次第では前目に取り付くことも可能で、大外枠のロスを少しでもカバーしたいところ。決め手はこのメンバーに入っても目立つものを持っていますから浮上の可能性は十分あります。
G1で通用する能力を見せた⑬ファインルージュは中団からの直線勝負に賭けます。桜花賞では最後まで脚を伸ばしていたように長く良い脚を使えるタイプ。今回のペース、東京の長い直線で堅実に伸びてくるでしょう。
一本かぶりの人気になるであろうソダシを目掛けてライバル馬が猛追してくる構図。最後の最後まで分からない緊張感のあるレースを楽しめるのではないでしょうか。
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