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Saturday, May 1, 2021

「3密」避け県内メーデー 新たな連帯の形模索|信毎web - 信濃毎日新聞

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 第92回メーデーが1日、県内各地で開かれた。新型コロナウイルスの感染拡大から2年目を迎え、連合系の団体は松本平でドライブイン形式で開き、長野市ではインターネット配信に挑戦するなど、新しい形の団結と連帯を模索。少人数で街頭に立つ団体もあり、新型コロナ下で厳しい労働環境と待遇改善を訴えた。

 松本・塩尻・安曇野地区の連合系労組でつくる実行委員会は、松本、塩尻市境の松本平広域公園でドライブイン形式により開催。「3密」を避ける初の試みで、約150台の車が並んだ。車内の参加者は式典の音声をFM電波で受信し、カーラジオで聞いた。

 大型トラックの荷台がステージ。実行委員長で連合長野松本広域協議会の丸山正秀議長は「今だからこそ既成概念にとらわれず、時代や環境の変化への対応が重要」と呼び掛けた。参加者は「団結頑張ろう」の掛け声に応じ、車の窓を開けて拳を突き上げたり、ハザードランプを点滅させたりした。

 連合長野系は長野市芸術館で集会を開いた。昨年は集会の開催を見送ったが、今年は20人余が参加する小規模集会を開き、その模様を加盟団体の千人以上に配信。根橋美津人実行委員長(連合長野会長)は「この状況を例外的と捉えず、団結、連帯の形を多様化させ、運動を前に進める機会としたい」と訴えた。

 県労連系の県中央集会は同市のひまわり公園で開き、その後、県庁前で医療職などエッセンシャルワーカー(生活維持に不可欠な労働者)の待遇改善を訴えた。例年は約千人が参加するが、約50人に縮小。細尾俊彦実行委員長(県労連議長)は「コロナ禍で働く者に矛盾と困難が集中している。メーデーの意味を確認し、歴史を引き継ごう」と声を張り上げた。

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