レッドソックスのコーラ監督が5日(日本時間6日)、敵地でのエンゼルス戦の前のオンライン会見に応じ、早くもア・リーグMVP候補に挙がっている敵軍の大谷翔平投手(26)について、扱いを協議すべきと提案した。
「我々は話し合うべきだ。新たな表彰が必要だと思う。現時点でベストピッチャーであり、ベストヒッター。つまりベストプレーヤーということ。規格外であり、メジャーではベーブ・ルース以来なかった存在だから」と同監督。過去にリーグMVPとサイ・ヤング賞の同時受賞は11人いるが、近年は野手がMVP、投手がサイ・ヤング賞を受賞するケースが多い。過去100年前例のない存在に、MVP選出再考論の必要性を訴えた。
「メジャーのレベルで、野手と投手の両方で試合に備えることは至難の業だ。彼が行っていることは、アメージングであり、南カリフォルニアの人々は幸いだ」
2017年オフは、ロサンゼルスでの直接交渉にも備えたが、実現せず、「我々はファイナリスト候補にも遠かったと思う」と当時を振り返ったコーラ監督。3連戦を前に「彼は攻撃で色々なことが出来る。十分注意しながら、対戦し、何とかアウトにしないといけない」と語った。(一村 順子)
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