カンヌ=佐藤美鈴
フランスで開催中の第74回カンヌ国際映画祭で11日、長編コンペティション部門に参加している濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が公式上映された。映画祭最終日の17日夜(日本時間18日未明)に最高賞パルムドールなど各賞が発表される。
村上春樹さんの短編小説を原作に、人間がもつ多面性や複雑な感情をあぶり出した重層的な物語で、西島秀俊さんが主演。公式上映では濱口監督、出演者の三浦透子さん、霧島れいかさん、ソニア・ユアンさんがレッドカーペットを歩いて会場入りし、上映が終わると場内にスタンディングオベーションが起きた。
2018年の「寝ても覚めても」以来、2度目のカンヌのコンペ参加となった濱口監督は上映後、目を潤ませて「初めて劇場で皆さんと見て、3時間近く一緒に旅をしているような気持ちで見ました。本当に幸せな時間でした。この感激を、日本に帰ったら、一緒に仕事をした西島さんや岡田(将生)さん、支えてもらったスタッフの皆さんと分かち合いたい」と語った。
出演者からも喜びの言葉あふれる
上映後、報道陣の取材に三浦…
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