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Sunday, September 5, 2021

ポリマー形避雷器の増産について - PR TIMES

ikanghus.blogspot.com  当社は、世界的に需要が拡大している発電所、変電所や送電線などの電力流通設備を雷などの異常電圧から保護する、ポリマー形避雷器(注1)について、2022年4月までに浜川崎工場(神奈川県川崎市)の生産能力を約3倍にします。 

  昨今、カーボンニュートラル実現のため、再生可能エネルギーの需要が高まり、電力送電網の信頼性確保もより重要になっています。そして、多発する大規模な落雷などに対しても、送変電設備のレジリエンス対応力の向上が求められており、保護機器である避雷器のニーズはますます高まると考えられます。全世界の避雷器市場は、2020年の1,200億円から、2025年には1,500億円(注2)に拡大すると見込まれています。

 このような状況の中、ポリマー形避雷器は、屋外使用時における高い耐久性、耐汚損性能を有し、軽量で耐震性能が高いなどの特長を有することから、従来使われていた、磁器がいし形からの移行が加速しています。
 当社のポリマー形避雷器は、世界でもトップレベルの技術で自社開発、製造しており、より大きな雷などのエネルギーを処理できる耐量向上技術、さらに高耐圧化(注3)技術を適用した酸化亜鉛素子を用いることで、大幅な小型・軽量化を実現しています。当社は2001年にポリマー形避雷器を製品化して以降、既に国内外の変電用、送電用で5万台以上の納入実績があります。また、2018年には雷の耐量を従来比1.7倍向上した製品を投入するなど、製品開発を継続して進めています。 

 当社はポリマー形避雷器を増産するにあたり、射出成形機などの製造設備を導入する一方、製造ラインの生産性向上なども進め、効率的な投資により生産能力の向上を実現します。

 当社は国内外における事業拡大を通じ、カーボンニュートラルの実現およびインフラ強靭化に貢献していきます。 

(注1) 非直線抵抗特性を有する酸化亜鉛素子の周囲に機械的強度を維持するため絶縁物を配置し、シリコーンゴムで一体モールド成型したもの 
(注2) 出典:GLOBAL LIGHTNING ARRESTER SALES MARKET REPORT 2020
(注3) 酸化亜鉛素子の単位長さ当たりの抵抗値を高めることで、適用枚数を低減できるもの

当社のポリマー形避雷器(3kV~550kV系統) 

※東芝エネルギーシステムズの詳細はこちらをご覧ください。
https://www.toshiba-energy.com/index_j.htm
※東芝エネルギーシステムズの電力流通事業についてはこちらをご覧ください。
https://www.toshiba-energy.com/transmission/index_j.htm
※東芝エネルギーシステムズの変電機器についてはこちらをご覧ください。
https://www.toshiba-energy.com/transmission/product/index_j.htm
 

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