2021年11月18日 午前11時47分
これからの季節に出番が増えるニット衣類を長持ちさせるには、一度着たら数日は休ませるなどの工夫が有効と、福井県内のクリーニング社はアドバイスする。着用後は湿気を飛ばすようハンガーの2本使いや形崩れを防ぐ干し方などで「お気に入りニットは長く愛用して」と話す。
黒川クリーニング社(福井県坂井市)の野村和弘生産本部部長は「生地の伸びや毛玉を防ぐには、1日着たら数日は休ませる」ことを挙げる。ウールなど生地の伸縮が大きい動物繊維は特に守ってほしいという。
着用後は▽表面を馬毛ブラシをかけ、ほこりや汚れを落とし、繊維を整える▽汗ばんだら裏返し、ぬらしたタオルで汗ばんだ箇所を軽くたたくようにして汗をとる。理想は除湿機をかけた部屋で平干し、またはハンガーを2本使って湿気がとぶように干す-ことを勧める。直射日光や、蛍光灯の光も色落ちにつながり、なるべく避ける。
洗濯はひどい汚れがない限り、シーズン中1~2回にとどめる。いったん縮んでしまうと戻すのは難しく「洗濯不可の表示やシミなどの汚れが落ちないなどのはクリーニング店に相談を」と話す。シーズン終了後は湿気が残ると縮みや毛玉、カビの原因になるとして▽畳んで片づける▽除湿剤、防虫剤の使用をアドバイスする。
「ホームドライ」(永平寺町)の反保義宏代表取締役によると、洗濯可能なニットを自宅で手洗いする時は▽30度のぬるま湯、中性洗剤で▽裏返したニットを押し洗いする▽すすぎはぬるま湯で。2回程繰り返す▽柔軟剤をぬるま湯に入れ押し洗い▽軽く絞り、タオル2枚ではさんで脱水▽乾燥機はできるだけ使わず、干す際は形崩れしないように―を手順とする。
洗濯機を使う時は▽裏返しにして洗濯ネットに入れる▽中性洗剤、柔軟剤で弱洗い▽すすぎは2~3回する。
野村さんは「海が近い地域では、湿気と塩分を含んだ潮風でダメージがを受けやすい」などもあり「より念入りに対応を」とする。
からの記事と詳細 ( ニット衣類、洗濯の頻度や形崩れ防ぐお手入れ方法は クリーニング店が長持ちのこつアドバイス - 福井新聞 )
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