空手の日本一を決める全日本選手権が日本武道館で行われ、男子形では東京オリンピックで金メダルを獲得した喜友名諒選手が史上初の10連覇を果たしました。
ことしの空手の全日本選手権は、東京オリンピックと同じ会場の日本武道館で開かれ、12日は、技の正確さや力強さなどを競う「形」と、1対1で対戦する「組手」の個人戦が行われました。
大会は5000人を上限に観客を入れて行われ、ファンや関係者など大勢の人が訪れました。
男子形では東京オリンピックの金メダリストで、11月行われた世界選手権で4連覇を果たした喜友名選手が順当に勝ち上がり、決勝まで進みました。
そして決勝では持ち味の力強さをいかした迫力のある演武を見せて、28.48で相手に1点以上の差をつけて優勝し、大会史上初の10連覇を果たしました。
一方、女子形では11月の世界選手権で銀メダルを獲得した大野ひかる選手が、俊敏でキレのある演武で28.02の高得点を獲得し2連覇を果たしました。
また体重無差別で争う組手の決勝は、男子は崎山優成選手が2連覇を達成し、女子は齊藤綾夏選手が2年ぶり2回目の優勝を果たしました。
【喜友名諒選手は】
男子形で史上初の10連覇を果たした喜友名諒選手は「素直にうれしい気持ちだ。継続して頑張る、継続して1つ1つの大会に集中していることが、ここまでにつながっていると思う」と振り返りました。
その上で「たくさんの子どもたちにも、継続する大切さを見て感じてくれたらうれしい」と話しました。
また、無観客で開催された東京オリンピックを振り返って「本当はたくさんの方々に見てもらいたかった。今回の全日本選手権は多くの方々に見てもらえてよかった」と話していました。
そして、今後について問われると「空手は一生続けていくので、しっかり鍛錬して、自分が、先生や先輩方を見てきたように、自分の背中を見せられるような空手家になりたい」と第一人者としての決意を示しました。
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