お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(56)が23日放送のTBS系「日曜日の初耳学」(後10・15)に出演。お笑いコンビ「マヂカルラブリー」が20年のM―1グランプリ優勝時に巻き起こった“漫才じゃない”論争について持論を展開した。
太田は「お笑いの審査員なんかもね。俺はやらないんですよ。お笑いにセオリーなんかないと思っている」と語り、「M-1には基準があるんでよ。あそこには松本さんがいて、上沼さんがいて、巨人師匠がいて、あの人たちの決める基準というのがひとつの尺度になっているかもしれない」と審査員を務めた「ダウンタウン」の松本人志、上沼恵美子、オール巨人の名前を出しながらも、出演者たちは「本人たちは“何でもあり”と思っているはず」と語った。
太田は漫才について「俺から言わせれば漫才の歴史なんてたかだか戦後。伝統芸でもなんでもないんですよ。落語、講談、浪曲は伝統があって形がありますよ。それに入れなかったのが漫才。色物のひとつでしかない」と自身の見解を説明。そして1980年代の漫才ブームで「さらにその伝統はぶち壊された訳ですよ。いわゆる、バランスの悪い漫才なんですよ。ツービート、B&B、ザ・ぼんち、のりおよしお師匠、誰一人バランスの良い漫才いない。それまでの定番の漫才を全部壊した素人芸だったから、我々が食いついたんです」と続けた。
その上で、“漫才じゃない”論争について「今、視聴者が『漫才とはこうあるべき』と決めちゃっているのがあるかもしれない。視聴者は形にこだわるんですよ。ツッコミはこうしなきゃいけない。ボケはこうだって。学問になっちゃったんです、漫才」とし、「でも、残っていったのは崩していった人たちだから。いわゆる形を破っていった人たちだから、あそこまで革命を起こせたと思う」と語った。
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