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Friday, January 14, 2022

恋人が同性「幸せの形とは」 トランスジェンダーの監督、映画で問う - 中日新聞

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映画の一場面から 真也(左)とユイ=(C)2021 フタリノセカイ製作委員会提供

映画の一場面から 真也(左)とユイ=(C)2021 フタリノセカイ製作委員会提供

  • 映画の一場面から 真也(左)とユイ=(C)2021 フタリノセカイ製作委員会提供
  • 「フタリノセカイ」について話す飯塚花笑監督=東京都千代田区で

 出会った時から引かれ合った相手が実は、戸籍上の性別が同性で、結婚できないと分かったら…。トランスジェンダー男性と恋人の女性の二人の十年間を描いた恋愛映画「フタリノセカイ」が十四日から、名古屋市のセンチュリーシネマ(中区)など全国で順次公開される。自身もトランスジェンダーの飯塚花笑(かしょう)監督(31)は「もしかしたら隣近所にも当事者が暮らしている、と想像の幅を一歩広げてもらえたら」と話す。 (奥野斐)

 作品は、飯塚監督の出身地である群馬県の前橋市と隣の高崎市で撮影した。保育園に勤めるユイと、実家の弁当屋を手伝っている真也のラブストーリー。付き合い始めた二人は結婚の約束を交わすが、ユイは真也が体は女性で、男性として生きるトランスジェンダーだと知る。結婚できず、子どもを持てない現実に葛藤しながら、やがて二人なりの幸せの形を見つけていく。

 「LGBTQ(性的少数者)の一庶民を描きながら、希望を見いだせる作品にしたかった」。出生時は女性で、男性として生活しているトランスジェンダーの飯塚監督は語る。

 真也役は、トランスジェンダーでない若手俳優の坂東龍汰(りょうた)さんが演じた。飯塚監督は、胸...

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