吉永小百合(77)が、約20年ぶりに出演したキリンビールのCM「キリンビールが、もう一度始まる。ティザー篇」が今日17日から全国で放送される。

吉永は、米俳優ハリソン・フォード(79)と共演を果たした、94年のキリン ラガービールのCMを振り返り「もう20年も前に、ハリソン・フォードさんと共演させていただきました。ハリウッドまで行って(撮影を)やったんです。本当に貴重な体験でしたし、すてきな思い出です」と振り返った。

今回のCMは「なんで、ビールはどれも同じなんだろう。なんで、それでいいと思っていたんだろう」という自身のナレーションが流れる中、吉永が日の出をバックに遠くを見つめ、ビールの注がれたグラスを持つ。そうした吉永の姿で、新しい時代の幕開けを表現する。吉永は「(今回のCM出演で)また、思い出を作りたいと思いますし、ぜひ皆様に喜んで飲んでいただけたらという風に願っております」と語った。

また、CMにちなんで、新しく始めたいことは? と聞かれると「東洋の武術。例えば、太極拳とか空手とか、そういうのに触れてみたい、ちょっと習ってみたいなと。そういうものを自分で体験して、それを芝居、演技の方に生かしたい思いはあります。太極拳は前、ちょっと仕事でやったことがあるんですね」と意欲を見せた。その上で、空手について「オリンピック(東京五輪)で見ていて、すごいなと思って感動しました。(やるなら)形ですね。絶対、形です」と言い、笑みを浮かべた。