星? ヒマワリ? ヒトデ? 何とも不思議な形のかんきつ類・不知火(しらぬひ)(デコポン)の実が、浜松市浜北区の一瀬康弘さん(81)宅の庭で見つかった。大きさは通常の果実と同じく大人の拳ほどだが、形は球形ではなく、まるでヒトデのよう。一瀬さんは「こんな形は初めて。中がどうなっているか気になる」と驚いている。
二十年以上前に苗を買って植えたという不知火の木は、毎年三十〜四十個ほど実を付けるという。一月中旬、近所の人たちが不思議な形をした実を見つけた。これまで見たことがない形の実に一瀬さんは「どうして急にこんな実ができたのか」と首をかしげ、「中身は気になるが、取るのももったいない」と収穫せずに生育を見守っている。
県農林技術研究所果樹研究センター(静岡市清水区)の研究員によると、「奇形花(不完全な花)の一部が、生育過程で落ちず果実まで成長できた場合に、今回のように奇形果となるケースがある」という。不知火は寒さに弱く、養分不足や花が咲き過ぎたことなどの要因も考えられる。
気になる味は、普通の不知火と大きな違いはないそうだ。 (大岡彩也花)
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