107人が亡くなったJR宝塚線(福知山線)脱線事故の現場近くの畑に、今年も花文字が浮かび上がった。例年、「命」と「生」が白い花で描かれてきたが、今年は「生」のみ。「命」は来年、形を変えてよみがえる予定だ。25日で事故から17年を迎える。
兵庫県尼崎市の事故現場北側の畑に描かれた「生」は縦横とも10メートルほど。地元の萩本啓文(ひろふみ)さん(68)が2015年から毎年白いダイコンの花を咲かせてきた。現場の南西約350メートルの線路沿いの畑で、「命」の花文字を描いていた知人の松本三千男(みちお)さん(86)の活動に感銘を受けて始めた。
松本さんは「命」を昨年まで13年間続けた。犠牲者への追悼と、電車で通るJR西日本の運転士らに安全の大切さを訴えたいという二つの意味を込めて取り組んできたが、高齢になり、昨年4月を最後に畑を手放すことにした。
土地は近くに住む京都外国語…
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