南砺市と岐阜県白川村にまたがる人形山(にんぎょうざん)(一、七二六メートル)の山肌に、手をつないだ姉妹のように見える雪形が浮かび上がり、山里に初夏の到来を告げている。
この地域に伝わる民話によると、仲の良く、親思いの姉妹が母の病気が治ったお礼に山頂の権現にお参りした際、突然の吹雪で戻ることができなかったが、翌年の春、手をつないだ二人の姿が山の中腹に残雪で現れた。以降も毎年現れるようになり、山の名前の由来になったという。
快晴となった二十五日は南砺市の世界文化遺産・相倉合掌造り集落で雪形が見え、多くの観光客が写真撮影を楽しんだ。雪形は雪解けするまで、国道304号沿いの人形山展望台でも楽しめる。
人形山は登山客に人気で、新日本百名山や日本三百名山に名を連ねる。六月五日に山開きする。 (広田和也)
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