京急電鉄の新型車両1000形1890番台=写真、同社提供=が、全国の鉄道愛好家でつくる「鉄道友の会」が最優秀と認める車両「ブルーリボン賞」を今年、受賞した。
友の会ブルーリボン賞は一九五八(昭和三十三)年に設けられた。毎年、前年に国内で正式に営業運転が開始された新造車両や改造車両から、友の会の会員の投票に基づき選考している。
フランス語で「空」の意味がある「Le Ciel」(ル・シエル)の愛称を持つ今回の車両は、ウィズコロナ時代に安心・快適に電車を利用してもらえるよう、車内設備を従来の1000形から一新して昨年五月に運行開始。
貸し切りイベントなどに対応できるよう、ロングシートから二人掛けのクロスシートに切り替えられる自動回転式座席を取り入れた。同社車両では初めてバリアフリーの洋式トイレにし、全席にコンセントを設置するなど、チャレンジの姿勢と堅実性が評価された。同社車両がブルーリボン賞に輝くのは一九八三年の2000形以来三十九年ぶり二回目。(砂上麻子)
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