阪神がリーグ戦再開初戦に競り勝ち、4連勝で3位広島に1ゲーム差まで迫った。「トラフェス」が開催された夜。交流戦2冠の5番大山悠輔内野手(27)が早速2本塁打を運び、交流戦2位フィニッシュの勢いを加速させた。

試合前時点で防御率0点台だった青柳晃洋投手(28)を先発に立てた一戦。1回表に二塁手山本泰寛内野手(28)の失策から先制点を奪われたが、打線はノーヒッター今永を相手にすぐさま反撃に転じた。

1点を追う1回裏、2死満塁から6番糸原健斗内野手(29)の左翼線2点打で逆転。なおも2死一、二塁からは7番山本が汚名返上の左越え2点打を決めた。

すると、3点リードの3回裏2死無走者で5番大山が15号左越えソロ。大山は1点差に詰め寄られた直後の6回裏にも先頭で特大の16号左越えソロを放ち、試合の流れを引き寄せた。7回裏には3番近本光司外野手(27)の適時打で突き放した。

先発青柳は4点リードの6回表に7番神里に3ランを浴び、6回4失点で降板。それでも打線の援護に恵まれ、両リーグ単独最多の8勝目を手にした。

チームは18日にも3位浮上の可能性がある。

【関連記事】阪神ニュース一覧