パリ郊外のアルクイユはフランス近代音楽の異端児、エリック・サティ(1866~1925年)ゆかりの街で有名だが、彼の墓参りに来る外国人で最も多いのは日本人だという。日本人はなぜサティにひかれるのか。音楽はもちろん、その風変わりな言葉とにじみ出る人間性に、理由が隠されていそうだ。
4手連弾用のピアノ曲「梨の形をした3つの小品」をもじった本書は、サティの膨大な言葉から30を厳選し、彼の人間関係や当時の文化状況なども踏まえ、真意を解き明かそうというもの。彼が目指した「家具の音楽」についても理解を深めることができる。(アルテスパブリッシング・2200円)
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