日曜日のモントリオールは快晴に恵まれ、現地時間14時に気温22度、路面温度41度のドライコンディションで70周のレースのスタートが切られた。
優勝はポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン。好スタートを切ってリードを維持したフェルスタッペンは、1回目のバーチャルセーフティカーでタイヤを交換する。
だが、その後の2回のピットストップは通常のタイミングで行ったが、20周目のバーチャルセーフティカー、47周目のセーフティカーで“フリー”なピットストップを行ったカルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)に対してタイヤ面で不利な立場での戦いとなり、最後のリスタート後は常にDRS圏内にいるサインツのプレッシャーに晒されたが、0.993秒の僅差でトップでチェッカーを受けた。
2連勝を挙げたマックス・フェルスタッペンは、今季6勝目、通算26勝目。2位でフィニッシュした同期デビューのカルロス・サインツJr.と同じ150戦の節目のレースを勝利で飾った。サインツは通算11回の表彰台。ファステストラップを記録したが、初優勝まであと一歩届かなかった。
3位はメルセデスF1のルイス・ハミルトン。今季2度目の表彰台に笑みがこぼれた。4位にはチームメイトのジョージ・ラッセルが続き、苦しい状況が続くメルセデスF1が再び大量ポイントを積み重ねた。
5位はシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)。19番手スタートから14ポジションアップの入賞。4位のラッセルとの差は2.855秒。ピットストップで5秒以上かかるというタイムロスがあり、本来なら前で戻すはずだったDRSトレインの後方で合流してタイムをロスすることがなければ、もう1つ上の順位も可能だったかもしれない。
6位はエステバン・オコン、7位はフェルナンド・アロンソとアルピーヌF1チームがダブル入賞。2番グリッドからスタートしたアロンソだったが、タイヤ交換のタイミングとVSC導入が合わない不運もあり、最後はチームオーダーも出されてオコンの後ろでフィニッシュした。
8位はバルテリ・ボッタス、9位は周冠宇とアルファロメオF1チームがダブル入賞。10位には母国レースとなったランス・ストロール(アストンマーティン)が入った。
セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)は駆動系のトラブルによって9周目にリタイア。前日の予選でのクラッシュでバリアに刺さった状態でリバースに入れたことでクラッチを傷めていたことが原因かもしれない。
自身最高グリッドの6番グリッドからスタートしていたミック・シューマッハ(ハースF1チーム)はPU系のトラブルで19周目にリタイア。
PU交換ペナルティで最後尾からスタートした角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)はタイヤ交換朝護の47周目にターン1でクラッシュしてリタイア。
セルジオ・ペレスとミック・シューマッハのリタイアではバーチャル・セーフティカー、角田裕毅のリタイアではセーフティカーが入り、レース展開に影響を与えた。
2022年 F1カナダグランプリ 決勝 順位・結果
からの記事と詳細 ( レッドブルF1のマックス・フェルスタッペンが耐えるレースで今季6勝目 カルロス・サインツJr.が0.993差で2位 / F1カナダGP 決勝 - F1-Gate.com )
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