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Saturday, July 23, 2022

田中希実、5000m決勝12位で完全燃焼 今大会3種目5レース目、ゴール後は立ち上がれず【世界陸上】 - THE ANSWER

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オレゴン世界陸上が23日(日本時間24日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで第9日が行われた。女子5000メートル決勝では、田中希実(豊田自動織機)が 15分19秒35の12位。20日(同21日)の予選は組9着、全体14番手となり2大会連続の決勝だった。日本人初の個人3種目に挑戦した大会。自身最終種目を終え、異例の5レースを走り抜いた。

世界陸上、女子5000m決勝で12位となった田中希実(左から2人目)【写真:ロイター】
世界陸上、女子5000m決勝で12位となった田中希実(左から2人目)【写真:ロイター】

オレゴン世界陸上

 オレゴン世界陸上が23日(日本時間24日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで第9日が行われた。女子5000メートル決勝では、田中希実(豊田自動織機)が 15分19秒35の12位。20日(同21日)の予選は組9着、全体14番手となり2大会連続の決勝だった。日本人初の個人3種目に挑戦した大会。自身最終種目を終え、異例の5レースを走り抜いた。

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 田中は最後まで楽しもうとトライした。メンバー紹介でカメラにニッコリ。カクンと膝を折り、ポーズを取った。400メートルの先頭は1分17秒97、800メートルは2分39秒94のスローペース。田中は5~10番手で様子を見る展開だった。田中は1秒90差の7分36秒88で2500メートルを通過し、縦長の集団に11番手でくらいついた。徐々にペースアップする先頭。田中は3000メートル手前で振り落とされた。

 単独走となり、4000メートルは先頭に14秒76遅れる12分15秒45の13番手で通過。巻き返すことができないまま、今大会最終レースを終えた。フィニッシュ直後に倒れ込み、お尻をついて深呼吸。しばらく立ち上がれなかった。

 22歳の田中は前回2019年ドーハ大会で5000メートル14位。2度目の出場となった今大会は800メートル、1500メートル、5000メートルと日本初の個人3種目に挑戦した。1500メートルは日本人で初めて準決勝に進出したが、組7着で決勝には残れず。5000メートル予選ではフィニッシュの瞬間に前のめりに倒れ込むほど出し尽くし、医務室に運ばれていた。日本人3人目の出場だった800メートルは予選敗退だった。

 大会前までの5000メートル自己ベストは、東京五輪の14分59秒93。日本人の過去最高は1997年アテネ大会で8位入賞した弘山晴美だった。

(THE ANSWER編集部)


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