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Sunday, August 28, 2022

ソフトクリームの見た目が変わった 日本に輸入当時の形が人気集める - J-CASTニュース

ikanghus.blogspot.com

   ソフトクリームを巻いた状態で、表面が滑らかなものをよく見かける。コンビニエンスストアで、この形状のソフトクリームが販売されている。

   実はこの形、日本にソフトクリームが誕生した当時の姿に近いという。ソフトクリームの形状の秘密と歴史を追った。

  • 人気のソフトクリームは日本上陸時の形に近い

    人気のソフトクリームは日本上陸時の形に近い

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抽出口「丸型」と「星型」

   丸くて柔らかい印象を与えるソフトクリームのこの形は、ソフトクリームをつくる「フリーザー」の抽出口に理由がある。クリームを絞り出す際の口が、丸い形なのだ。一方、一般的なソフトクリームの抽出口は、星型になっている。

   ソフトクリームを、機械とともに日本に初めて輸入し、現在ソフトクリームフリーザーの国内シェアトップを誇る日世(大阪府茨木市)に取材した。同社マーケティング部で、日本ソフトクリーム協議会事務局の管理責任者・島田善之さんが答えた。

   同協議会公式サイトによると、米国でソフトクリームフリーザーが誕生したのは1931年。日本に上陸したのは51年だ。この時の絞り口は、

「現在はやっている丸型に近いものでした」

と、島田さん。では、星型の誕生はいつなのか。詳細な年は分からないが、1952年ごろに米国内で星型の抽出口の特許が取られているという。「いつ頃日本に入ってきたのは不明ですが、米国から輸入された別のソフトクリームフリーザーは星型で、それが主流になったのでしょう」。

   日世製のフリーザー抽出口が星型になったのは75年で、この間に丸型から星型に置き換わったのだろう、と島田さんは推測する。

   日本では、絞り口が「星型」で作られたソフトクリームが一般的になってから、半世紀近くが経つことになる。近年「丸型」が増えてきたことから、いつ「原点回帰」したのか、島田さんに聞いた。2017年に誕生した「生クリーム専門店MILK」の流行が大きいだろう、と推察した。

   当時、同店のソフトクリームが「インスタ映え」すると話題になり、大きな注目を集めた。この時、日世は同店からの依頼を受け抽出口を丸型に加工したそう。その後、「丸型が欲しい」という声が増えたと明かした。

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