下松市の「天王森古墳」の周辺から出土した刀をかたどった埴輪などが、市内の施設で展示されています。
下松市桜町にある市の指定史跡「天王森古墳」は、6世紀前半の古墳時代につくられたとされる前方後円墳で、去年2月に古墳の周辺から20点以上の埴輪が見つかりました。
これらの出土品のうち復元作業が終わった「大刀形埴輪」と「円筒埴輪」の2点が、市内の「スターピアくだまつ」で展示されています。
このうち、「大刀形埴輪」は、さやに収められた刀を表現したもので、高さがおよそ1.2メートルあり、当時とほぼ同じ状態に復元されたものは中四国・九州地方では初めてだということです。
下松市教育委員会によりますと、この大刀形埴輪は、継体天皇の墓とされる大阪の今城塚古墳から出土した埴輪とよく似ていることから、当時のヤマト王権と深い関係にあったことが推測できるということです。
訪れた市内の70代の女性は、「歴史的な証明にもつながると思うので、市の宝です」と話していました。
市教育委員会生涯学習振興課の塩月真彦さんは、「珍しい埴輪なので、地元のみならず、県外の方にも見に来てほしいです」と話していました。
この展示会は、9月29日まで開かれています。
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