チャンピオンズリーグ・グループステージの全日程が終了した [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループEからHまでの第6節(最終節)が11月2日に各地で行われた。
グループEでは、既に首位での決勝トーナメント行きを確定させたチェルシー(イングランド)が、ホームにディナモ・ザグレブ(クロアチア)を迎えた。試合は先制を許したチェルシーが、ラヒーム・スターリングとデニス・ザカリアのゴールで逆転勝利。良い流れで決勝トーナメントに駒を進めた。一方、2位通過を目指すミラン(イタリア)はホームでザルツブルク(オーストリア)と対戦。試合はミランが主導権を握り、14分にセットプレーからオリヴィエ・ジルーがヘディングシュートを沈める。後半には3点を追加したミランが勝利し、2013-14シーズン以来、9シーズンぶりにラウンド16進出を果たした。
グループFでは首位通過を決めたいレアル・マドリード(スペイン)がホームにセルティック(スコットランド)を迎えた。旗手怜央、古橋亨梧、前田大然と日本人3選手はスタメンに名を連ねている。試合はレアル・マドリードが前半にPKを2本決めてリードすると、セルティックのヨシプ・ユラノヴィッチが蹴ったPKは“守護神”のティボー・クルトワが弾き出す。2点リードで折り返した後半にはマルコ・アセンシオ、ヴィニシウス・ジュニオール、フェデリコ・バルベルデがネットを揺らし、試合を決定付けた。セルティックは84分にジョタが直接フリーキックを決めて1点を返したものの、反撃もここまで。勝利したレアル・マドリードがグループステージ首位通過を決めた。
一方、前節終了時点で2位のライプツィヒ(ドイツ)は、3位のシャフタール(ウクライナ)との直接対決で残る1枠を争った。試合はクリストファー・エンクンクのゴールで先手を取ったライプツィヒが優勢に進める。2点を追加した68分にはセットプレーのリスタートから、直前に途中出場したばかりのダニ・オルモが右足でゴール。試合はこのまま終了し、ライプツィヒが決勝トーナメントに駒を進めている。
グループGでは最終節を前に全4チームの順位が確定。首位を確定させたマンチェスター・C(イングランド)はセビージャ(スペイン)と対戦し、17歳のリコ・ルイスが初の公式戦スタメンとなった試合で貴重な同点ゴールを挙げた。試合は3-1でマンチェスター・Cの勝利に終わっている。また、2位通過のドルトムント(ドイツ)は敵地でのコペンハーゲン(デンマーク)戦に臨んだ。トルガン・アザールのゴールで先制したものの、前半終了間際に同点ゴールを許し、試合は1-1のドローで終了した。
グループHは上位と下位で明暗がくっきりと分かれている。パリ・サンジェルマン(フランス)、ベンフィカ(ポルトガル)が前節終了時点で3勝2分でグループステージ突破決めていた。首位でラウンド16に進みたいPSGは、敵地でユヴェントス(イタリア)と対戦。試合はキリアン・エンバペが巧みなボールタッチから右足で狙い澄ました一撃を沈め、PSGが先制する。ユヴェントスのレオナルド・ボヌッチに同点にゴールを許すも、69分にヌーノ・メンデスが勝ち越しゴールを決め、PSGが勝利している。一方、敵地でマッカビ・ハイファ(イスラエル)と対戦したベンフィカは、前半を1-1で終えると、後半に怒涛のゴールラッシュ。アレハンドロ・グリマルド、ラファ・シルヴァらがゴールネットを揺らし、6-1で大勝を飾った。
この結果、グループHではPSGとベンフィカの勝ち点、得失点差、総得点全てが並ぶことに。ベンフィカはアウェイゴール数が「9」、PSGは「6」となっていることから、ベンフィカが逆転で首位通過を果たした。PSGは2位で決勝トーナメントに進む。一方、ユヴェントスとマッカビ・ハイファは直接対決の成績で並んでいるものの、得失点差でユヴェントスが上位につけ、3位でヨーロッパリーグ(EL)に回ることが決まった。
今後、11月7日の12:00(日本時間20:00)に決勝トーナメント・ラウンド16の組み合わせ抽選会が行われる。なお、ラウンド16・ファーストレグは2023年の2月14日、15日、21日、22日に開催される予定だ。
今季のCL・グループステージの最終的な順位表、およびラウンド16とEL進出クラブ一覧は下記の通り。
■第6節結果/順位表
1日開催分
▼グループA
リヴァプール(イングランド) 2-0 ナポリ(イタリア)
レンジャーズ(スコットランド) 1-3 アヤックス(オランダ)
1位:ナポリ(勝ち点15)
2位:リヴァプール(勝ち点15)
3位:アヤックス(勝ち点6)
4位:レンジャーズ(勝ち点0)
▼グループB
ポルト(ポルトガル) 2-1 アトレティコ・マドリード(スペイン)
レヴァークーゼン(ドイツ) 0-0 クラブ・ブルッヘ(ベルギー)
1位:ポルト(勝ち点12)
2位:クラブ・ブルッヘ(勝ち点11)
3位:レヴァークーゼン(勝ち点5)
4位:アトレティコ・マドリード(勝ち点5)
▼グループC
バイエルン(ドイツ) 2-0 インテル(イタリア)
ヴィクトリア・プルゼニ(チェコ) 2-4 バルセロナ(スペイン)
1位:バイエルン(勝ち点18)
2位:インテル(勝ち点10)
3位:バルセロナ(勝ち点7)
4位:ヴィクトリア・プルゼニ(勝ち点0)
▼グループD
スポルティング(ポルトガル) 1-2 フランクフルト(ドイツ)
マルセイユ(フランス) 1-2 トッテナム(イングランド)
1位:トッテナム(勝ち点11)
2位:フランクフルト(勝ち点10)
3位:スポルティング(勝ち点7)
4位:マルセイユ(勝ち点6)
2日開催分
▼グループE
チェルシー(イングランド) 2-1 ディナモ・ザグレブ(クロアチア)
ミラン(イタリア) 4-0 ザルツブルク(オーストリア)
1位:チェルシー(勝ち点13)
2位:ミラン(勝ち点10)
3位:ザルツブルク(勝ち点6)
4位:ディナモ・ザグレブ(勝ち点4)
▼グループF
レアル・マドリード(スペイン) 5-1 セルティック(スコットランド)
シャフタール(ウクライナ) 0-4 ライプツィヒ(ドイツ)
1位:レアル・マドリード(勝ち点13)
2位:ライプツィヒ(勝ち点12)
3位:シャフタール(勝ち点6)
4位:セルティック(勝ち点2)
▼グループG
マンチェスター・C(イングランド) 3-1 セビージャ(スペイン)
コペンハーゲン(デンマーク) 1-1 ドルトムント(ドイツ)
1位:マンチェスター・C(勝ち点14)
2位:ドルトムント(勝ち点9)
3位:セビージャ(勝ち点5)
4位:コペンハーゲン(勝ち点3)
▼グループH
ユヴェントス(イタリア) 1-2 パリ・サンジェルマン(フランス)
マッカビ・ハイファ(イスラエル) 1-6 ベンフィカ(ポルトガル)
1位:ベンフィカ(勝ち点14)
2位:パリ・サンジェルマン(勝ち点14)
3位:ユヴェントス(勝ち点3)
4位:マッカビ・ハイファ(勝ち点3)
■首位通過クラブ一覧
ナポリ(イタリア)
ポルト(ポルトガル)
バイエルン(ドイツ)
トッテナム(イングランド)
チェルシー(イングランド)
レアル・マドリード(スペイン)
マンチェスター・C(イングランド)
ベンフィカ(ポルトガル)
■2位通過クラブ一覧
リヴァプール(イングランド)
クラブ・ブルッヘ(ベルギー)
インテル(イタリア)
フランクフルト(ドイツ)
ミラン(イタリア)
ライプツィヒ(ドイツ)
ドルトムント(ドイツ)
パリ・サンジェルマン(フランス)
■EL出場クラブ(3位)一覧
アヤックス(オランダ)
レヴァークーゼン(ドイツ)
バルセロナ(スペイン)
スポルティング(ポルトガル)
ザルツブルク(オーストリア)
シャフタール(ウクライナ)
セビージャ(スペイン)
ユヴェントス(イタリア)
からの記事と詳細 ( ベスト16が出揃う! 首位通過はイングランド勢が最多、スペイン勢はレアルのみに/CL第6節 - SOCCER KING )
https://ift.tt/F95YnMh
スポーツ
No comments:
Post a Comment