F1サンパウロGPのスチュワードはスプリントでの僚友エステバン・オコンとの接触事故を受け、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)に5秒ペナルティを科すと共に、2点のペナルティポイントを加算した。過去12ヶ月間の累積は6点に達した。
アルピーヌの2人のドライバーは24周のスプリントの中で2回に渡って接触した。6・7番グリッドからスプリントに臨んだアルピーヌ勢は、オコンが17位、15位フィニッシュのアロンソは18位にまで転落した。
まずはスタート直後のターン4でサイド・バイ・サイドになった際に交錯した。アウト側にいたアロンソは行き場を失い、縁石に乗り上げた事で体制を崩してオコンのサイドポッドに接触。砂埃が舞い上がった。
これについては調査不要との判断が下った。問題視されたのはそのラップの終盤のインシデントだった。
後方のアロンソは、メインストレートへと向かう最終ターン15のアウト側から仕掛けた際にオコンのリアに接触。フロントウイングの左翼端板は飛び散り、ピットインを余儀なくされた。これはスプリント中、唯一のピットストップとなった。
元F1ドライバーのデレク・ワーウィックら4名から成る競技審判団はレースを終え、両ドライバー及びチーム代表者からの聴取、並びに映像及びテレメトリーデータを検証した後、速度域と発生場所を踏まえると「危険」な事故であったとし、「全ての責任」は全てアロンソにあると判断した。
聴聞会の中でアルピーヌは、ターン4でのインシデントによって車体を損傷していたため、オコンが「著しく遅かった」事が接触につながったと主張したものの、テレメトリー分析により他車と遜色ないスピードで走行していた事が確認された。
スチュワードによるとアロンソは聴聞会の中で「追い抜きのタイミングを僅かに見誤った」と認めた。オコンのスリップストリームを得た事で、アロンソの車速は大幅に上昇していた。
チーム代表を務めるオトマー・サフナウアーは「今日のスプリントの結果には大いに失望した。日曜のメインレースのグリッドを悪化させるものだった」とした上で、「インシデントを避け、チーム全体のパフォーマンスを低下させることなく、またチーム全員の素晴らしい努力を補完するために、エステバンとフェルナンドはもっと良い仕事をしなければならない」と一喝した。
アロンソの降格処分に伴い、角田裕毅(アルファタウリ)は15位に、ランス・ストロール(アストンマーチン)は16位に、オコンは17位にそれぞれ昇格した。
2022年F1サンパウロGPスプリントではジョージ・ラッセル(メルセデス)が逆転優勝。2位にカルロス・サインツ(フェラーリ)、3位にルイス・ハミルトン(メルセデス)が続く結果となった。
決勝レースは日本時間11月13日(日)27時にフォーメーションラップがスタート。1周4309mのインテルラゴス・サーキットを71周する事でチャンピオンシップを争う。
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