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Thursday, November 10, 2022

人気の「ジブリパーク」招待券、“盲点”を突く形で高額取引 - ITmedia ビジネスオンライン

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産経新聞

 愛知県長久手市の愛・地球博記念公園に今月1日にオープンした「ジブリパーク」で関係者向けに配布された招待券が、フリマアプリに相次いで出品されている。11、12月分のチケットはすでに予約枚数の販売が終了するなど入手困難となっており、招待券がフリマアプリで高額取引されている現状にジブリパーク側も困惑している。

 ジブリパークは、平成17年に開催された愛知万博の跡地を活用し、愛知県とスタジオジブリが建設に合意。令和2年に着工した。「となりのトトロ」などスタジオジブリの人気作品をテーマにした展示物を楽しむことができる。今回オープンしたのは「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」の3エリア。現在整備中の「もののけの里」「魔女の谷」の2エリアについてもそれぞれ5年秋、6年春に開業する予定となっている。

 ジブリパークによると、招待券は企業など関係者向けに無料配布されたもので、チケットに有効期限の記載はあるものの、日時指定や記名式にはなっていない。フリマアプリ「メルカリ」にはこの招待券が3〜4万円で相次いで出品されており、ジブリの大倉庫のチケットが4万9999円で取引が成立したケースも確認された。招待券の下部には通し番号が記載されているが、出品者が添付した写真の多くは番号が分からないように塗りつぶすケースが目立った。

産経新聞

 本人確認の必要がない“盲点”を突く形で高額取引されている現状について、ジブリパークは産経新聞の取材に「(チケットがフリマアプリで出品されているのは)大変遺憾に思う。こうした状況が続けば、対応を考えたい」としている。

 通常のチケットはすべて日時指定の予約制で、1回の申し込みで選択できるチケット枚数は最大6枚。チケットの代金は、ジブリの大倉庫が平日で大人2000円(土日・休日は2500円)、4歳〜小学生1000円(同1250円)と曜日やエリアごとに料金設定が異なっている。

 購入したチケットには申し込み者の名前が記載されるほか、転売防止のために入口で無作為に申し込み者(代表者)の本人確認を行っていることから、ジブリパークでは運転免許証などの身分証明書を持参することをホームページ(HP)で呼びかけている。(浅野英介)

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