競泳の池江璃花子選手が都内で開かれている大会の女子100メートル自由形で3位となり、「目標のタイムを少しずつクリアしていく」と復調への思いを話しました。
競泳の国内トップ選手が出場する『北島康介カップ』は、東京・江東区の東京辰巳国際水泳場で20日から3日間の日程で行われ、女子100メートル自由形には池江選手が出場しました。
池江選手は去年の秋ごろから思うようなトレーニングが積めていないということで、調子が上がらない中での決勝のレースとなりました。
スタートで出遅れ、前半は7位で折り返しましたが、後半は持ち味のストロークの大きな泳ぎで徐々に順位を上げ、目標としていた55秒を切って、54秒95のタイムで3位でした。
レースのあと池江選手は「54秒台を出すことが目標だったので、クリアできたのはよかった。この状態にしては自分ではいい泳ぎができた」と振り返りました。
そして、22日に出場を予定している50メートル自由形と100メートルバタフライに向けては「勝ち負けにこだわらない心で、優勝ばかり目指していても負けた時に自分がしんどくなるだけなので、目標のタイムを少しずつクリアしていくことが今は一番必要だと思う。自分なりに一生懸命泳ぎたい」と、復調への思いを話していました。
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