(WBC強化試合、WBC日本代表8-1阪神、6日、京セラ)大谷が三回に放った本塁打は、フォークボールをすくい上げたもの。飛距離が出る打ち方とはいえ、フェンスぎりぎりではなく、中堅右の3階席まで運ぶのはさすがのパワーだ。
五回の2本目は詰まりながら、またも中堅フェンスを越えた。いかに大谷とはいえ、打ち損じていたらスタンドまで届かない。しっかり球を捉えているからこそで、状態の良さを感じた。
ヌートバーは先制適時打を含む2安打を放ち、吉田も左越えに適時二塁打。メジャー3選手が初戦からそれぞれ結果を出して、首脳陣はひと安心だろう。山田、山川らに快音が響いていないが、メジャー組の合流はチームに魔法をかけるような効果があり、それまで背負っていたものが取れて楽になる。ルーキーではなく実績のある選手ばかりなので、きっと良い波に乗れるはずだ。
ここまでの5試合を通じて、投手の起用法はある程度みえてきた。しかし、打線はまだ最終形ではないと思う。栗山監督の頭の中には何通りかの案があるはずで、大会前最後の実戦となる7日のオリックス戦までテストが続くだろう。(サンケイスポーツ専属評論家)
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