◇5日 中日0-5ヤクルト(バンテリンドームナゴヤ)
侍ジャパンで一皮むけたヤクルト・高橋奎二投手が、今季初登板で白星を手にした。先発して5イニングを被安打4の無失点。「いい緊張感の中で、チームもいい流れだったので、その勢いのまま(マウンドに)立ちました。先制点を取ってもらったので、この点を守って投げようと思っていた。変化球が入らなくて苦しかったが、中村さんのリードや守備の好返球などでゼロに抑えられた」と振り返った。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、1次ラウンドのオーストラリア戦(東京ドーム)に2番手で登板。2イニングを1安打無失点の好投で第2先発の役目を果たした。WBCでの登板はその一度きりだったが、収穫は多かった。
決勝の米国戦では、登板前から堂々とした大谷の姿に「対戦相手に気合が入っていると思われる。これだから抑えられるんだなと改めて感じた」と感銘。世界のトップ選手から学んだことは貴重な財産となった。
迎えた初陣は再三、得点圏に走者を背負いながらも68球で5(WBCで)勝つっていいな、と思った。このチームでリーグ3連覇と日本一奪還を目指してやっていきたい」。チームは球団初の開幕5連勝。絶好のスタートを切った。
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