長女がいつも左を向いて寝ている――。東京都内の主婦、大倉夏子さん(39)が、そう気づいたのは、出産後のドタバタが一段落した生後2か月頃だった。肩の下に枕を入れるなどして逆方向を向かせようと誘導したが、うまくいかなかった。
近くの小児科で「多少頭にゆがみはある。気になるなら大きい病院で診てもらっては」と言われ、国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)の「赤ちゃんの頭のかたち外来」を受診した。検査の結果、手術が必要になる難病などではないと確認できた。
大倉さんは「ヘルメットを着けて頭の形を矯正する方法もあると聞いたんですが、必要ないですか」と医師に尋ねたが、「この程度なら、やらなくてもよいと思います」と言われた。
赤ちゃんの頭蓋骨はやわらかいので、寝姿勢に向き癖がつくと、片方が平らになるなど左右非対称になることがある。軽度なら、多くは、寝返りやお座りができるようになると改善すると言われる。頭蓋変形は生後4か月時点では約20%に認められるが、2歳時点では約3%だったとするニュージーランドの報告もある。
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