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Wednesday, September 6, 2023

【藤浪と一問一答】圧巻2セーブ目「ストライクを投げる、体現できた」 首位快走「すごい刺激的な日々」 - スポニチアネックス Sponichi Annex

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ア・リーグ   オリオールズ-エンゼルス ( 2023年9月5日    アナハイム )

オリオールズ・藤浪(AP)
Photo By AP

 オリオールズの藤浪晋太郎投手(29)が5日(日本時間6日)、敵地で行われたエンゼルス戦で1点リードの延長10回から8番手として登板。1回無安打無失点無四球2奪三振の好投で、リードを守り切ってエンゼルスを下し、メジャー2セーブ目を挙げた。ア・リーグ東地区の首位を走るチームはこれで4連勝を飾った。

 5-4と1点リードの延長10回。タイブレークの無死二塁から、先頭のエスコバーを98・7マイル(約158・9キロ)で中飛。1死三塁からキャベッジに対して、100・2マイル(161・1キロ)、100・3マイル(約161・4キロ)と160キロ台を連発。3球目も100マイル、最後も100・4マイルとオール直球で押し切って空振り三振に抑えた。続くシャニュエルをスプリットで連続三振に仕留めてゲームを締めると、渾身のガッツポーズを決めて笑顔を浮かべた。

 藤浪は前回登板となった1日(同2日)のダイヤモンドバックス戦で1回を1安打無失点。好投が続き、防御率は7・42とした。

 試合後、藤浪の一問一答は以下の通り。

 ――1点差での登板。どんな感覚だったか。

 「結果は良かったですけど、やることは本当に、ストライクを投げること、シチュエーション関係なしに、ストライクゾーンに投げ込むこと、アタックすることが自分の仕事だと思っているので、ピッチングコーチにも常々そう言われてますし、それに集中してマウンドに上がって、実際にそれを体現できたなと思います」

 ――9回と10回では状況がまた違うが。

 「シチュエーションのことは考えていなかったので、仕事できたことは素直にうれしい。与えられた仕事を自分としてこなせたのは、チームに貢献できたことでもありますし、すごく良かったかなと思います」 

 ――首位を争うチームで投げる。その難しさは。

 「どうでしょうね。勝ちたいのは、どこが相手でも、勝ちたいのは勝ちたいので、相手がどこであろうと、そういうことは変わらないですし、勝ちを目指す、勝利に貢献できるような仕事を、それぞれがするというのは変わらないと思うので、あまり気にしていないですかね」

 ――ブルペンの中でも体を動かしたりもしていた。理想のピッチングが出来ていたようにも見えた。

 「体を動かしているのは普段からブルペンでも、どんな状況でも、いけるように準備はしているので、普段と変わらないことですけど、ピッチングに関しては良かったかなと思いますね。高めに真っすぐ、自分の打ち取れるスタイルといいますか、ストロングポイントで勝負できたのかなと思います」

 ――9月、こういうチームで投げられる喜びは。

 「経験として、メジャー1年目からそんな経験できる選手はそういないでしょうし、メジャーでずっといても、経験できないことかもしれない状況、今その状況で投げてプレーできているということはすごい喜び感じてますし、マウンドに上がっている時はそんなこと感じないですけど、試合終わったあととか、すごいいい経験しているなとか思いながら、すごい刺激的な日々を過ごしています」

 ――ブルペンの経験は浅いと思うが、気持ちのスイッチはどのあたりから。

 「といってもブルペンは結構、日本時代からそこそこやっているので、慣れていないことはないので、それなりに準備の仕方とか、ありますけど、直前まで自分はそんなにスイッチ入れないというか、ずっと気張っているとしんどいので、電話が鳴って、行くぞって、言われたところから、気持ちは作ってやってます」 

 ――直球とスプリットで三振。考えていたことは。

 「どこ狙うか、ですよね。2ストライクでしたし、ボール、先行している訳でもなかったので、ある程度、多少ボールになってもいいので、中に入らないようにと言いますか、中途半端な高さにならないようにだけ、ランナー三塁でしたし、前に飛ばないようなボール、ボールゾーン、ストライクゾーンギリギリのところに投げ込めればいいなと思って、両方投げてます」

 ――1つめは三振を狙う?

 「もちろんですね。ランナー三塁ですし、どうしてもバットに当たって前に飛ぶと、何が起こるか分からない、特に前進守備なので、点数入りやすい状況ですし、点数入れられない状況なので、絶対三振をとるつもりで、狙って三振を取りにいって、投げた球です」

 ――1カ月くらいたって、環境の慣れは。

 「生活面は、そもそも日本からアメリカに来ているので、もちろん違いますけど、西も東も、日本と比べれば大差ないかなと思いますし。チームに関しては、みんなすごいよく話しかけてくれますし、チームの輪に入れようと積極的に話しかけてくれるので、すごくやりやすく、やらせてもらってます」

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