頭部に打球が直撃して途中交代したDeNA宮崎敏郎内野手(35)が、自らの足で帰路についた。自家用車は球場に残したまま、マネジャーに付き添われながらタクシーに乗り込んだ。

アクシデントが起きたのは1点を追う6回1死一、二塁。阪神井上の強烈なゴロが三塁・宮崎を襲った。ややイレギュラーした打球が頭部付近を直撃。その場に膝をついて座り込んだ。うずくまったまま動けず、トレーナーや三浦監督、コーチ、選手たちが集結。ブルーシートで姿は隠されたまま、約10分の中断を挟んで担架でベンチ裏へと下がっていった。

病院には行かずにチームドクターの診断を受けた。意識ははっきりしていて、出血もなかったことを確認。三浦監督は「明日以降の状態をみながらになりますけど、頭部打撲というところです」と説明した。