「批判覚悟で言わせてもらう」。そう前置きした黒田剛監督の怒りは収まることはなかった。
受けて立つ立場として難しいゲームになることは想定内だった。ただそれ以上に想定外のことが連続した。まずは開始数分のプレーでDFチャン・ミンギュが左肩を痛めて負傷交代。前半22分にはMF安井拓也が先制点を決めたシュートを打った際に相手選手と交錯してそのまま負傷交代となった。
後半に入っても負傷者の連鎖は止まらず、途中交代で入っていたFWナ・サンホが負傷。交代枠を使っていたため、後半の残り10分ほどで10人でのプレーを強いられると、相手エースのFW内野航太郎に同点弾を決められてしまう。さらに延長に入ると、FWミッチェル・デュークまで足を痛めてベンチに退いてしまった。
黒田監督は「怪我人が4人出た。次やれるレベルではない。骨折もいます」と捲し立てると、「3人に関してはレッドタックル。対等なファウルであれば仕方ないが、全部遅れていた。怪我人を出すことがサッカーにおいて選手生命に影響を与えるかをきちっと指導してほしい」。
さらに試合中には黒田監督が筑波大MF角昂志郎(4年=FC東京U-18/磐田内定)を咎めるような場面もみられた。「学生との一戦でしたけど、マナーの悪い一面もみられた。ため口であったり、大人への配慮もかけた。それに対して指導教育もできていない場面もみられた」。勝っても負けても同じことを言おうと思っていたと強調すると、「何も得られないゲーム。すごく憤りを感じるゲームだった」と最後までトーンを落とすことはなかった。
(取材・文 児玉幸洋)
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