中日はまさかの展開で3連敗を喫した。1点リードの9回、ライデル・マルティネス投手(27)を投入。今季26セーブの絶対的守護神が通算150セーブにあと1人から同点を許すと、延長10回、京田にサヨナラ打を決められた。立浪和義監督(54)は「なんとか逃げ切らないといけない試合だったが、ライデルもやられることがある。それはしようがない」と守護神を責めることはなかった。

9回2死無走者から悪夢が待っていた。オースティンに四球を出すと、牧に右翼フェンス直撃の二塁打を浴び同点。節目の150セーブ目も先送りとなった右腕は「次、頑張ります」と必死に前を向いた。指揮官は「(4回に)追い越してから1点も取れなかったことで、最後、こうなってしまった。イヤな負け方ですけど、切り替えてやるしかない」と声を絞り出した。

【動画】DeNA牧秀悟、土壇場9回に中日守護神からあわや本塁打の同点タイムリー